バナナマン傑作選ライブ「bananaman Punch」@オリベホール 15:00〜

暗転して最初に彼らの姿を見たとき、嬉し過ぎて不覚にも涙が出そうになった。
ネタバレしてます。


かっこつけることも狙いすぎることもなく、それでもセンスの良さが随所に滲みでてる彼らの舞台。生で、この目で観られることが本当に幸せ。


ポーズを決めた二人のシルエットが幕に映り、幕が落ちると現れたのがスライドボーイズ。わわわわ!「ひゃあ」とも「きゃあ」ともつかない叫び声を出しそうになり慌てて口をつぐむ。やっぱりきっもちわるいなあ!(褒めてます)
secretive personは普通にしてても周りの人をイラつかせるんだろうなこの人はっていう、シタラさんが愛しくて。この人は色々なものを持っている人だよなあ。暗転前の最後の一言がやっぱりきゅんとくる。
本当に好きで大好きで仕様が無いMountainもそうだけど、バナナマンはあの短い時間で大いに笑わせてくれて嬉しくさせてくれて泣かせてくれちゃったりして、見終わった後になんて贅沢な時間だったんだろうって思わせてくれるんだ。ヒムラさんが両手を思い切り上下に振る間に手を通す場面で、シタラさんがヒムラさんの肘に思いっきり親指をぶつけ(まったく音がしない地味なぶつけ方)、エンドトークでもまだ痛がってました。変色してたみたい。
ベースのタクは初見。1年目にやっていたネタだそうです。ヒムラさん曰く、「1年目でこういうことをやるやつらは相当ウザイ(こんな言い方してなかったけど)」。確かにウザイ。もれなく二人ともウザったい。1年目のネタって貴重だよなあ。
Loserは「suger spot」の時よりシタラさんの腹立つ台詞回しが過剰になっていた気が。こういうモテにすべてをかけているような男子をやらせるとピカイチ(古)ですね。
赤えんぴつでは「桃ジュース」「ディーダダ」「自転車」を披露。やっぱり好きだなあ、「自転車」。今回のCDにはこの3曲の他に「青い空の下で」と二人の早口言葉の言い合いが入ってましたよ。
そしてキタよ恋人岬!ラストこれかー!これか「Fraud in Phuket」だといいなと思っていたので、サトウくんとゴトウさんが見えた瞬間また声を上げそうになった。危ない。珍しく普通の爽やか好青年・サトウの貝殻の伝説の話を聞いたときのはしゃぎようがもう…!くるくる変わる配役も、それでもまったく不自然さを感じさせない二人の芝居も脚本も、大好きです。

大好き大好き書いてますが、それはしょうがない。だって、言うなればバナナマンのコントはみんな好きなんです。
ああやっぱりこの二人じゃなきゃ駄目だよなと、観ながらふと思いました。台詞の掛け合いとか間とか表情とか、二人でいるときの雰囲気が堪らなく好き。ライブを見るたびに再確認します。愛しいなあ。

今回は「ベストライブ」ではなくて「傑作選ライブ」なので、これからも「キック」とか「チョップ」とか「ローリングエルボー」とか続いていくかもとのこと。今のようにテレビも出ながらコンスタントに夏のライブを続けてくれてるこの状況が凄く好きだから、これにたまに傑作選をやるっていうのが加わったらさらに嬉しい。


次回のライブは夏、8月17日〜20日に六本木の俳優座劇場で。わーわー!やっぱりよさこい入るべきか。もう今から取れない恐怖が出てきたよ。