ヨーロッパ企画『衛星都市へのサウダージ』@THEATER/TOPS
28日マチネは終演後にポストパフォーマンストークがあったので、覚えてる分だけ書き出してみます。もしかしたら色々自分に都合のいいように言葉の端々を変えてしまってるかもですが、それは悪しからず。
裏話や世界観ぶち壊し話を色々してくれました。ネタバレ含みます。
- 本日のトークは上田さんと初演時のメンバーより松田さんと司会の石田さん。ゲストにかせきさいだぁ≡。
- 初演で永野さんがやった画家役はなくなって、代わりに『Windows5000』に出てきた漫画家（本多さん）が乗ってる設定にする案も出ていた。
- 画家役をやめようと思ったのは、初演時に永野さんから「画家とSFが結びつきにくい」と言われて。当時は上田さんは「そんなことないっすよ」と言ってたけれど結局なくすことに。
- Eストアの社員（中川さん）も最初の設定としては、彼女と一緒に来るはずが彼女が待ち合わせに来なくって一人で乗り込んだ。そこで漫画家が宇宙船に乗り込む前に空港で描いていた絵に彼女が描かれていた、っていうのがあったんだけど、そのくだりを無くしてしまったから漫画家にする必要が無くなった。（公式で見られる予告編で、中川さんがそれらしき台詞を言ってます。）
- サウダージの『衛星都市へ向かう夫と地球に残る妻』＝『Windows5000の夫婦』なので、永野さんは「夫は研究者(松田さん)を「妻に似てるなー」と思っている」、という設定を勝手につくっていた。
- 皆で写メを見ていてそれを大画面に映すのも考えたが、Windows5000での妻役の松田さんが映ることになるので混乱してしまう、ということで却下に。
- アルカディアのパンフレットを作るということで松田さんもSFや宇宙についての専門書を読んだけれど、主にロマンの部分のみを吸収して終らせた。フリートークを聴いて再確認したのは、やっぱり松田さんの言葉選びが好きだということ。
- トランプゲーム「ゴールドラッシュ」は稽古中にゲーム案を出しあってた時に、本多さんが出してきたもの。メキシコ人に教えてもらったっていうのもその時に口走ったのをそのまま採用。
- 劇中の会話に「食べさし」という言葉が出てくるんだけどそれが聞き慣れない言葉だったから気になっていて*1、今日観たら「ゴミ」にかわってた。それをかせきさいだぁ≡も気になってたみたいで、上田さんに言ってましたよ。「食べさし」は方言らしく、そこで一回も笑いが起きたことがなかったのはわからないからか、と東京ではこう言わないということに途中で気づいた。
- OPとED以外に本編でもたくさんかせきさいだぁ≡の曲が使われていて、観た本人が想像以上の使用率に驚いてた。それぞれの映像にあった歌詞の曲を上田さんが選んでて、ちゃんと歌詞を聴くと確かにハマってる。
- これは舞台とは関係ないんだけど、劇中で使われてる曲の中に、今かせきさいだぁ≡とベイビーが出てるエビスビールのCMで歌ってる曲もあって、おっ！てなりました。
- 質疑応答の前に、「黒い人*2」こと舞台監督の重田さんが登場。下手側のドアはボタンを押すと後ろでランプが光って、それを合図に重田さんが紐を引っ張って開け閉めしていて、本番中に本多さんがドアに挟まれるシーンをやるとかなり高い確認でその後立てつけが悪くなり、それがすごく嫌だったとのこと。
- 質問1：クロレラは何で出来てるのか→めかぶ。単価が安いらしい。（開演前にお手洗いにいったら洗面台にめかぶが張り付いてたので、「あ、」と思ってました 笑）
- 質問2：ワープ時は女性は何も感じないのか→何もないのも変だから色々考えたけど、同じくらい反応してしまうと、男性陣が体位(？)を開発してる時に女性陣が入ってきた時のツッコミが成立しなくなってしまうので、イメージとしては、ジェットコースターが落ちる直前や坂道を車で下るときに胃やお腹のの辺りがぐわってくるぐらい。あのぐわっ、は女性よりも男性のが感じやすいというのを上田さんがどっかで聴いたことがあるらしく、今回はこうなった。全く感じてないわけじゃないんだ。
- 質問3：大阪、東京公演を通してハプニングは？→オープニングで副船長がソファにぶつかって倒れる、ドアのでっぱりにぶつかる。段差から落ちて顔がもげる。などもっぱらROFTばっかり。それ以外は順調だったみたい。
- あ、ひとつあった。上田さんが本番前に舞台装置の見え方を確認しようとして、舞台下の窪みに落下。その時の舞台に腰を強打したらしい。ひー。見せたら引くほど青くなってるらしく、上田さんには悪いけど役者陣の誰かじゃなくてまだ良かったよなぁとほっとしてしまった。
なんかもっとあったような。思い出したら追記します。
