第3回ショートショートムービーフェスティバル 東京本戦1日目 感想等

まだ名古屋での上映が残っているのでたたみます。




■『昼下がりの自己批判』 横山拓也
1作品目がこれで大正解ですね。会場が笑う体勢に入ったというか。
コレ大好き。逃げながら何度も振り合えるところとか、ハンバーガーのひっぱたき方とか。
横山さんからのコメント映像はとことん腰が低く、ほぼ謝罪で終わりました(笑)


■『プッツンテレビ』 しまおまほ
しまおまほさんが小学生のときに自ら撮った自主テレビ番組。これずるいわー。
視聴者いないのに視聴者プレゼントあったりもってきたニュースが「マラドーナが麻薬所持で逮捕」だったり番組ラストの曲が吉田栄作だったり。小学生って凄いね。


■『僕の彼女はエレガ』 植田豪
スタジオ祭りで観る事が出来た昨年作品の『オオモリ』は衝撃的でした。今回はあんな感じのものを実写で、ということらしいです。
池内万作さんが出てらしたのが驚いた。


■『友情』 ムロツヨシ
観ていて「ふふっ」と笑いましたが、印象に残りにくかったかも。
ムロさんの表情はいいですねえ。


■『2049&2050』 高岡晃太郎
2049年、人類は有害物質から身を守るため頭に金属製の皿を載せていた」という一説から話は始まりますが、結局最後までストーリーの流れには関わってこず(笑)4畳半で起こる男性2人の恋模様。
まったく意味はわからないし、好き勝手やってるのに見入ってしまったのは単に役者2人の演技が私の好みだったからだけではないはず。


■『狐の窓』 上原拓治
指で狐の窓を作ってそこから覗くと、そこから見えた人の本当の姿が見える、らしい。
こそこそ話のようなナレーションは狙ったのではなく、普通に撮撮ってみたら鹿児島訛りが出てしまったから撮り直したらこうなった、とのこと。でもそれが良かった。
上原さんは昔深夜にテレビで本広監督が制作した番組を見て映像の世界に進もうと決めたとのこと。すごい。


■『アホなインド人』 サニー・フランシス
インドの印象を通行人に聞いて回る怪しいインド人。
ちょこちょこギャグ的なものを入れてくるサニーさんがとてもウザったい(笑)


■『転校生JET』 黒木正浩
想像以上のものをありがとう黒木さん!これが黒木組かあ。わかりやすくて熱くて濃くて大好き。
5分で敵役が5人て。しかも全員教師て。
JETのテンションが盛り上がっていく部分だけを重点的に撮ったから、すべてを撮ったら90分ぐらいの映画になるそうです。観たい!


■『鬼』 諏訪雅
石田さんはこういう「後輩に意地悪するのが好きなちょっとめんどくさいけどおもろい先輩」っぽいのが似合いますね。
ラストの走馬灯では鬼になった後の記憶しかないから、鬼になって皆を驚かしていた時が人生のピークだったんですねえ、と司会2人+本広監督。悲しすぎる(笑)


■『1/365』 西村直子・吉永祐子
これ好きですねえ。女の子の作る作品ならではの色使いとか雰囲気が。
松田さんと本多さんが土手に腰掛けてるシーンとかキュンキュンきました。
可愛い子がちょっと変なこだわりとか持ってるとたまらない。


■『センチメンタル・ツリー』 新里茉莉子
離島の小学生の恋。
綺麗にまとまっていて小学生の女の子の表情がとても良かった。けど、どこかで観たような…?という気分になってしまいました。


■『北京の虹』 山脇唯
難しいと感じてしまった。
西村さんと中西さんのシーン、以上に恥かしくなってしまって直視できませんでした(馬鹿)


■『走』 本多力
走り続ける酒井。
わかりやすくてラストはキレイにすぱーんといきましたねー。
ヤンキーたちのボスは中川さんで、ボスがメガネを取ったら本気。それを見て子分達の空気が一瞬ピリっとした…と本多さんは言っていたのですが、メガネ外したのほとんど見えない(笑)
本広監督「ラストは脱ぐしかなかったの?」本多「…こうするしかなかったんです…」上田「普通ありませんからね、最後脱ぐしかないっていう映画」