「ライブ」アナログフィッシュ『SIX PISTOLS -final-』@恵比寿リキッドルーム

メンバーが登場してやっと斉藤さんがいないってことを実感。演奏前に全員が輪になるところでグッときてしまって、ああ駄目だと堪えているところで会場が大きい拍手でいっぱいになるものだからもう。1曲目の「Hello」から「行くのさ」への流れで、アナログフィッシュはこのまま進んでいくんだと思うと嬉しくて泣けてきた。
「テキサス」のハンドマイクを握り締めて歌う下岡さんに、こんなに力いっぱい歌うのを聞いたのは始めてかもってぞくぞくしたよ。圧巻。あの人の色気はどこからくるんだろう。歌いながらたまに見せるにいーっていう笑い方も、心からの笑顔に見えて堪らなくなる。「CLAP YOUR HANDS」が最高だった!佐々木さんはどうかしてるんじゃないかってほどいい声をだす。あれだけ動いてゼーゼーいってるのに歌いだすと平然と声が伸びるのが本当に凄い。
たまに音が合わないのなんて練習期間が短いんだから当たり前で、そんなことよりもっくんも木村さんも笑顔だったことが嬉しかったんだ。あの自由で変則な人たちに合わせられる斉藤さんのドラムが特別だったことを改めて感じたりもしたけど、「バタフライ」の「らっせー!」を下岡さんが合図してお客さんと一緒に放った時に、この状態を嘆くんじゃなくて、今を、これからを楽しまないでどうするんだって強く感じたよ。
ダブルアンコールで、も一回「Hello」。コール&レスポンスしたりして、1曲目のそれ以上に楽しくって幸せな締めくくりでした。行ってよかった。好きでよかった!


好きになればなるほど、言葉にならないなあ。嫌いな人のいやなところはどんどん出てくるのに、大好きな人ほどどこが好きとかじゃなくなってくるよ。